トップページ | 2007年4月 »

3月4日本番2

3月4日本番2



3月4日本番1のつづきです。


芸劇の上手側楽屋前ロビーで昼ごはんを食べて(ドーピング含む)から,

着替えに行きました。

私は昨年夏のFAF管弦楽団で着た

5,000円のドレス(ヤフオク落札)を着ました。

腕が出ますが,最近のダスビの女性の衣装の露出は拍車がかかっているので,

それくらいは珍しくともなんともありません。

が,ここで網タイツを履いていたのが運のつき。

お客の中でも「ヴィオラのおねぇさんの網タイツ」と反応されるほど,

見ている人は見ていたようです。

でも網タイツって,あれ履いてる本人は全く自覚ないんですよね~。

不思議なもので。

ある意味,現実逃避したい人向けのおしゃれだと思います(意味不明)。


というわけで,私に関して言えば

演奏よりも脚が目立つ結果に最初からなってしまったわけですが,

本番はそれぞれの事情により,いろんなことがありました。

20070304dasubi_2_1







まず,ピロゴフ。

これは一番ダスビっぽい(一般的に)演奏になったかな~と思います。

映画音楽ですから,イメージ先行。

ダスビの団員も練習時間の一部を

入手した『ピロゴフ』の映像でイメージトレーニングしていたのです。


この曲をやると決定するまでには結構いろいろありました。

まず譜面が調達できるかどうかから始まって,

曲がマニアックすぎて客が呼べるのかという議論があったり(って,今更か),

その困難を乗り越えて見事当選し,

実際合奏が始まってからも譜面の間違いがあったりと,

なかなか奥深い経緯があって,3月4日の演奏にこぎつけました。

演奏できて楽しい曲だったと思います。


5曲目のフィナーレは,あの16分音符の応酬が,

将軍様とか強制労働を連想させて,

ダスビじゃなきゃやっぱこれはできないな~と思いました。(これまた意味不明)



コンチェルトは,

荒井先生効果で,聞きにきてくれた私の友人の評判もよかったです。


オケ的にはやっぱり2楽章はやられてしまい,ひやひやもんでした。

自己責任と思って,自分でも休みの小節を

一生懸命にカウントしていたのですが,

思ったところと違うところでみんな弾き始めてしまい,

それの後は野となれ山となれ状態でした。(おいおい)


うーん。


交響曲第15番は,旦那のトップサイドで初の,

そして最初で最後のダスビ同じプルト共演です。

私と旦那が夫婦であると知っている人はその辺のチェックもぬかりなく,

夫婦共演だったねーなんて言ってくれました。


正直,今回のダスビに対しては,仕事の忙しさを理由に

思ったように本腰入れてこられなかったというのがあって,

旦那にもサイドを下ろしてくれないかと言ったこともありましたが,

一緒に弾きたいからこれで行くと我慢してくれた旦那に感謝しています。


それを踏まえての本番でしたが,

前日の闇練の甲斐があって,どうにか「ダスビ的燃焼」できたと思います。


深夜練習したことを思うと,なんだか切ない気持ちでいっぱいでした。

自分はなんのためにダスビをやってるのか,

そんな根本的なことを振り返ってしまうのでした。


ショスタコはどの曲も難しいけど,この15番のシンフォニーだって相当難しい。


本番が終わった後,多くの人(演奏した団員)がそう語っていました。


私もそう思っています。


芸術劇場の上ではたった数十分のシンフォニーの時間ですが,

その間,ダスビの団員たちは15番という魔物に向かい

決して逃げることのできない戦いを続けるわけです。


お客さんは,そんなダスビの演奏をどう聞いてくれたのやら。


どうも,私は網タイツばかりが目立ってしまって,それはそれでよかったのか,

今思うとどうでもいいのですが,本筋ではないよな,と自嘲しています。

| | コメント (0)

3月4日本番1

3月4日


昨日,私が所属するオーケストラ・ダスビダーニャの本番でした。

そのネタをアップすべく,本日こちらココログで

「電車行っちゃった男の妻(2)」を開設いたしました。

ちなみに,ダスビダーニャのチラシにも載り(というか,自分で載せた。),

本番では1プルトで網タイツがすごいと評判だったのがこの私,じゅんちゃんです。

(でも履いてる本人は全くその自覚ありません。)



朝に弱い私と旦那は,お約束どおり予定より遅めに家を出まして

9時半ごろ迎撃(東京芸術劇場)入りしました。

その前の日,午後で練習が終わったにもかかわらず,

打族(ダスビのパーカッション軍団)と西大島の某所で飲み,

帰ってきてから闇練した私はとっても眠かったです。

(でも,旦那もそれ以上に遅く寝たらしい。)




ステリハはシンフォニーから。

個人的には闇練のかいあって,自信を持って弾けるようになりましたが,

合奏としては,ヴィオラと木管が合わないところがあって,不安を残すことになりました。

どちらにも原因があると思いますが,指揮を見ずに「いつものテンポ」と思い込んでるもので弾いてしまうと,こういうことが起こります。

それは前日の練習(GP)でもあったことですが,

家に帰ってから旦那とそういう時はどうするか?と話した時,

「聞こえた音にあわせるしかないんじゃない?」という話にもなったのですが,

果たして本番は…



次にピロゴフ。

シンフォニーは1プルトで旦那のサイドでしたが,

前中プロは3プルトの表と,ちょっと後ろに下がったのでなんとなく気楽でした。

タッグを組むのは,今回ダスビデビューの期待の新人Kさん。

私もダスビデビューをした時に最初にプルトを組んだのがNさんというお姉様で,

とっても弾きやすく楽しい思いをしたということがあり,最初は肝心だな~

と思いましたが,それはステリハが終わってからふとそう思ったので,

結局自分のことでいっぱいいっぱいだったわけです。


ピロゴフの最初はトランペットのソロで始まるのですが,

これをバンダ処理にするということで,練習は2曲目から始まりました。

4曲目はヴァイオリンがかなり細かいパッセージを弾かされるのですが,

それに対し強弱の注文を出したマエストロのO氏。

それに対し,「(速さが)限界を超えてます…」と応えたコンミスのKさん。

正直,ヴィオラは音の数がその部分に関して言えばヴァイオリンの4分の1しかないので助かりました。

でも,オケの中で聞いてる分にはよく弾いてるな~と思ってました。客席ではどう聞こえたのでしょうか。



コンチェルトは,ソリストの荒井先生との最終合わせ。

練習の時に「最初の4小節で決まる。」と,低弦にプレッシャーを与えた荒井先生ですが,

5小節目から入るヴィオラとしてもおちおちそれを聞いてばかりもいられない…と私は思ってました。

ヴィオラはAの音から入るのですが,ソロヴァイオリンも同時に入ってきます。

ここでヴィオラが雰囲気を壊すわけにはいかないと,どんなハーモニーになっているかということに一番気を遣いました。

それだけ,ショスタコのヴァイオリンコンチェルトは繊細な曲だと思います。

「走る」「焦る」ということで一番の難関だったのはやはり2楽章でしょう。

一発目から合わず,Take2となりました(今,ステリハの話です)。

途中も,10数小節の休みの後に入らなければならず,これがまた苦戦しました。

うーん…入りでザッツ出してくれよ~,旦那!と言いたいのを我慢し,

すべては本番,自己責任じゃ,と思うようにしました。それが本番では思いもかけない展開に…




ステリハは殆ど休憩もないような状態でしたが,あっという間に12時40分になりました。


ステリハが終わると私はとりあえずご飯の人なので,

新しくできた芸劇に最も近いセブンイレブンに行き,

フルーチェ(あのフルーチェ)のハンディタイプと,パンと,

ドーピングとしてチョコラBBの高いやつ(300円くらい)を調達しました。

チョコラBBが思った以上に薬っぽくて,いつも安い方(チョコラBBライト)が

甘めなのでそれを想像していた私は,ぶっとんでしまったのでした。

でも旦那はもっとすごいドリンクを横で飲んでいて,それもかなり変なにおいでした。

ヴィオラの1プルトにはそういう仕込みをして,いよいよ本番です。


つづく

| | コメント (2) | トラックバック (0)

トップページ | 2007年4月 »